調剤薬局

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■総合メディカル

総合メディカルの調剤薬局「そうごう薬局」は全国に500店舗以上。福岡をはじめとした九州が中心ではありますが、出店エリアはほぼ全ての都道府県をカバーしています。「医療提供施設として清潔感のある店舗」「明るさと開放感のある店舗」「調剤室の見える化による安心と安全の提供」の3つを基本方針とした店舗づくりがなされており、信頼感と身近さが感じられる薬局となっています。

そのそうごう薬局のコンセプトは、「医薬分業」から「医薬連携」へ。医療機関との結びつきを重視したスタイルです。それは、そうごう薬局は医師の声から生まれた薬局だから。実は総合メディカル自体は調剤薬局のみの会社ではありません。医療機器のリースや医療機関の企画・設計・施工のサポートなど、病院や医院のトータルサポートを担う会社です。医療機関のパートナーとして、コンサルティングをベースにさまざまな経営サポートサービスを展開してきました。その中で、そうごう薬局が生まれたのです。

なので、そうごう薬局はそもそもの位置づけが医療機関のサポートだったのでしょう。そこが発展してきて、全国的な調剤薬局になったのですね。医療機関との連携、医師との結びつきが強いのもうなずける話です。もちろん今でも、そうごう薬局は医師に積極的にコミュニケーションをとっています。医薬品の情報やトレースレポートを共有することで、医療チームの一員としてお客様、患者様に対応をしているようです。ここが総合メディカルの大きな特徴といえるでしょう。

医療に関して、多様な分野・サービスを展開していますので、その目指す所も一般的な薬局のみの企業とは違います。長期ビジョンとして掲げられているのは、総合メディカルが支援する地域ヘルスケアネットワーク。これは地域の中核病院や診療所、介護施設などがネットワークとなって地域の方々の健康を支えていくというものです。「よい医療は、よい経営から」という理念のもとで、薬局だけに留まらない視点をもって健康に取り組んでいける環境がありそうですよ。

総合メディカルでは、正社員、パートを募集しています。中途入社の場合は、店舗ごとの採用となるようですので、ホームページから採用情報を確認してください。新卒の場合は、全国勤務、エリア勤務、自宅通勤、と3つのタイプから選べるようになっています。それぞれ給与に差がありますので、こちらも詳しく確認しておきましょう。全国勤務社員に比べて、自宅通勤社員はおおよそ1割ほど給与が減額されるようです。

業務内容は主に調剤業務となると思いますが、明確な記載は見当たりませんでした。対面での服薬指導など、一般的な調剤薬局のイメージでよいかと思います。また、中途の場合、店舗ごとで扱っている応需先科目が掲載されていますので、転職の方はそれらも参考にされるといいでしょう。

給料・年収

正社員の想定年収は400〜700万円程度、新卒年収は400万円程度でしょう。勤務地域を限定するかどうかで年収が変動します。その他、連続休暇制度(年度に1回、連続5日間)、確定搬出年金、財形預金、社員持株会、長期所得補償保険制度、自動車購入サポート制度、育児休業(最長で子が3歳に達した月の月末まで)、短時間勤務(小学校1年を終了するまで)、育児助成金、入学祝金、介護休業制度、各種保養施設など、福利厚生は充実しています。

パートの場合は、各店舗に問い合わせとなります。

勤務時間

週平均40時間を超えない範囲でのシフト制です。

総合メディカルでのキャリア

薬剤師としてのスペシャリストとなる道の他にも、複数店舗をまとめるエリア長などのマネージャー職への道もあります。また、薬剤師として、地域の医療機関や介護事業、経営など他業種への可能性も開かれています。

社員教育・研修制度

新入社員研修、階層別の研修、薬剤師としての習熟度に合わせた研修など多数の研修機会があります。生涯研修として、社内の学術大会や学会発表、海外研修、社内短期留学などの制度も用意されています。

総合メディカルの特徴

社名の通り、医療を総合的にサポートする企業です。そのひとつのサービスとしてそうごう薬局が位置づけられています。確かに、そうごう薬局の事業が一番大きく、薬剤師の募集も薬局を想定して行われてはおりますが、全体として医療機関のコンサルティングを行っていることはおさえておいた方がよいでしょう。

医療機関への経営支援の上に成り立った薬局です。その強みを活かした事業展開が考えられます。医療機関との連携においても、他の薬局とは違った視点で可能性を切り拓くことができるでしょう。広い視野に立って、医療に貢献していきたい方に向いている職場だと思います。